皆さま、日々ワクワクして過ごしていますか?
ワクワク目標達成研究室の森です。
「ビジネスパーソンのための『鬼滅の刃』講座」
シリーズ最終回となる今回は、
「ブリッジング」という考え方についてふれます。
何かを経験する際に、それを自分事として
橋を架けるかのごとく接続させる「ブリッジング」

教育分野において、
「ラーニング・ブリッジング」という考え方があります。
これは、
ある学習成果をさまざまな局面や別の学習成果との間に
(『学生の「やる気」の見分け方』P183)
橋を架けるかのごとく接続させること
ラーニング・ブリッジング態度をもって、
学習にのぞむことを通して、
その後の全体のパフォーマンスにプラスの影響を及ぼします。
一部の学部を除いて、学生時代の経験を仕事に生かしている程度は、
(『学生の「やる気」の見分け方』P183)
ラーニング・ブリッジング態度からプラスの影響を受けることを明らかにした。
この結果は、大学の学習経験を仕事においても生かすためには、
在学中から学習経験をさまざまな局面で実践しようと
意義付けすることが重要であることを示している
原田メソッドでは、この考え方をさらに発展させ、
「何かを経験する際に、それを自分事として
橋を架けるかのごとく接続させることで学びが深くなる」
という「ブリッジング」というあり方を
非常に重要視しています。
実際のところ、
「ビジネスパーソンのための『鬼滅の刃』講座」シリーズは、
私がブリッジングしながら
『鬼滅の刃』原作を読んだ気付きを、
シェアしたものだといえます。
もちろん、無心になって
『鬼滅の刃』原作を読み進めて、
素直に「おもしろかったなぁ」などと
余韻に浸るのもいいのですが、
それだけだと学びがうすい。
たとえば、マーケティングに関心が強ければ、
「なぜここまで流行ったのか」という視点で
ブリッジングするでしょう。
ゲーム理論や意思決定理論に関心があれば、
『鬼滅の刃』中盤で登場する、
「コイントスによる意思決定」というあり方から、
ブリッジングを深められるでしょう。
この点に関して関心があれば、
たとえば以下の書籍をお読みください。
文化と遺伝の共進化といった分野に関心があれば、
『鬼滅の刃』中盤以降で明らかになっていく、
「主人公が先祖代々忠実に受け継いできた神楽が、
実は鬼に対抗するための必殺技だった」という事象と、
「過剰模倣」との関連性から、
ブリッジングを深められるでしょう。
この点に関して関心があれば、
たとえば以下の書籍をお読みください。
そのほかにも、おそらく、
皆さま各自の関心や経験と、
『鬼滅の刃』をブリッジングさせると、
また違った気づきが出てくるはずです。
『鬼滅の刃』に限らず、
本や映画などをみるときには、
ぜひ積極的にブリッジングすることをおススメします。
最後に
2020年の記事は、これで最後になります。
1年を正しくふりかえり、
2021年を切り拓いていきましょう。
・ブリッジング
「何かを経験する際に、それを自分事として
橋を架けるかのごとく接続させることで学びが深くなる」