あなたはなぜ、
その目標を達成したいのですか?
一般的に、人が目標達成へ駆り立てられるケースは、
次の2つでしょう。
(1)強制されている(ノルマ)
(2)「現状への不安やイライラ」と「理想とする未来」のギャップを埋めたい
また、あなたの役職、家族環境によっては、
自分自身が目標達成したい、だけでなく、
(3)部下やお子さまを目標達成に駆り立てたい
というパターンも、多いのではないでしょうか。
ただ、いずれのケースも、ともすると、
目標に向かえば向かうほど苦しくなる、
さりとて、目標に背を向けても空しくなる。
そんなジレンマに陥りやすい。
ノルマで目標を追いかけている場合、
上司に尻を叩かれないとやらない状態なので、
苦しいのは当たり前。
ここでは、現状と未来をのギャップを埋める難しさ、
および人を、特に若い世代を目標達成に向かわせる難しさについて、
触れていくことにします。
30~40代の不安の大半は「仕事、お金、健康、家庭」

「これからの時代、私は今の仕事でやっていけるのだろうか……」
「健康診断で、今の時点でC判定なんだけど、
10年後に大病になったら、どうしたらいいんだろう……」
一般的に、30~40代以上で
現状に対して抱える不安といえば、
仕事、お金、健康、家庭のことがほとんど。
あなたも、そうではないですか?
加えて、
やれAIが職を奪うだとか、
シンギュラリティだとか、
未来を考えると、不安要素が多くて、
考えただけでも、嫌になりますよね。
30~40代のイライラ

また、将来の不安のみならず、
現時点でも、思わずイライラするような、
さまざまな要因がありますよね。
「なんであのクライアントは、いつも無理難題しか言わないのか」
「上司も部下も、バカばっかりだ」
「同期はみんな出世したが、自分は出世できなかった」
「家庭では、粗大ごみ扱いで、居場所がない」
…思わず居酒屋で愚痴をこぼしたくなることが、
多くなりがちです。
というより、居酒屋で耳を澄ますと、
そんなサラリーマンたちの愚痴ばっかりですよね。
未来を変えるために目標を立てても、日々の生活に忙殺されて……

ただ、このページを読んでいるあなたであれば、
いたずらに未来に対して不安がったりするだけではなく、
また、様々なイライラに身をゆだねて暴走することなく、
自分にできることを、
一つずつクリアしていこうとする、
そんな気概をお持ちだと思うのです。
「仕事のキャリアを考えるうえで、資格をひとつ取得しよう」
「英語を勉強して、TOEICベスト750点はいきたい」
「健康のためにも、10キロはダイエットしないと」
やる気を元に、目標を立てるのですが
(だいたい、目標は年始などの節目にたてることが多いですよね)
数週間、早ければ1週間で、
生活にかまけて、目標そのものを忘れてしまう。
年始に立てた目標を達成できるのは、
全体の8%程度でしかない。
あなたも、そうではないですか?
今や「やって当たり前」お説教は、部下やお子さまには1ミリも響かない

また、部下やお子さまなど、
自分以外の人に対して、
目標を立てさせて、
目標達成を促す必要があるケースも、
多々あります。
ただ、あなたの頃には半ば常識であった、
「社会人なら、やってあたりまえ」
「学生なんだから、このくらいの勉強量はこなして当然」
といったお説教は、
今や何の意味もありません。
(というより、あなたが学生や若手の時だって、
本当は、意味はなかったですよね?)
「なんで、これやらないといけないの?」
お子さまや部下に対して、
納得させられるものがなければ、
そもそも主体的に目標に向かうための、
スタートラインにすら立てません。
あなたも、このことは、
お子さまや部下を見ていて、
実感していることでは、ないでしょうか?
なぜ、うまくいかないのか?

それは、あなたが、
目標設定および、達成のための日々の行動を、
マネジメントする方法を身につけていないから。
決して、あなたが意志が弱いからではなく、
まして、生まれつきや遺伝で
全てが決まるわけではない。
目標達成にまつわる、よくある誤解、
およびよくあるアプローチについて理解を深めることは、
あなたの目標達成にむけて、役立つことでしょう。