・大学卒業後は、NPO法人で数年働き、
その後はいろいろな職種を転々としましたが、
現在のIT系企業に出会って、サーバ保守&ヘルプデスクを行っています
・一方で仕事の合間にボランティアなどをやっていましたが、
現在は「目標達成コーチ」として活動しています
これまでの人生での3つの挫折

(1)経済的挫折
NPO法人で働いていた期間は、
私にとっては楽しかったですが、
薄給で生活もままならなかったため、
団体自体も解散したのをきっかけに
続けることを断念しました。
(2)専門性の挫折
・いろいろな職種を転々としましたが、
テクニカルな専門性、およびヒューマンスキル、
メンタルスキルの欠如のため、
今のIT企業に拾われるまでは、
どれも長続きできませんでした。
・IT企業に拾われてからは、
IT系資格も含めて、様々な専門性を身につけるべく、
努力をしてきましたが、
多少のIT系資格を頑張って取得したところで、
給与面で大幅な改善が見られそうにない。
現在の保守業務から
開発業務に移行できるだけの、専門性もない
(移行したところでデスマーチになるのは目に見えている)
・これまで、IT系仕事の合間に、
社会起業家の啓蒙、育成、支援の活動をやってきましたが、
啓蒙に関しては、
その活動が新聞に載るなどの実績はありましたが、
それ以上は、自分の専門性の不足もあり、
結果、何ら実績を上げることもできず。
最終的に、自分の無力を実感し、すべての活動を中止。
(3)未来への挫折
・仕事の合間にやってきたことへの意欲を失い、
現在の仕事も中長期的には先が見えない上、
日本の将来についても、全然いいニュースがないため、
未来に希望が持てず、うつ状態に。
憂さ晴らしできるだけの趣味は持っておらず、
酒も飲んでも全然楽しくない。
なんとかしたいけれども、どうしようもできず、
日々「希望もなく、なんとなく生きている」状態でした。
転機 ~40歳の誕生日~

もんもんとした気持ちで、
2017年に迎えた、40歳の誕生日。
奥さんから、こんな質問が。
「残りの人生、これから、どうしたいの?」
で、私は当時、こう回答しました。
「わからない。
なるようにしか、ならないんじゃね?」
奥さんは少しあきれて、
「もっと、前向きな回答ないわけ?」
私もむきになって、
「日本も世界も、
いいニュースなんか、何もないじゃないか」
「そんな中で、私一人が少々なにかしたところで、
時代の流れに逆らえるものでもない。
なるようにしかならない」
などと、この日は少し熱くなって、
反論しました。
で、奥さんがひとこと。
「あなたって、以前からネガティブなんだけど、
ネガティブなニュースとか本ばっかり読んでるから、
そうなってしまうのよ。
あなたの読んでる本って、大体やたら分厚い本が多いけど、
だいたい暴力とか戦争とか、
そんなテーマばっかりじゃないの!」
…実際のところ、これまで読んでいた本が、
『文明と戦争』『暴力の人類史』とかなので、
全然否定できません。
たたみかけるように一言。
「どうせなら、
もう少しポジティブなテーマの本を読んで、
自分を変えたらどう?」
その日は、奥さんにやり込められた形で、
それでお開きに。
『残酷すぎる成功法則』からポジティブ心理学へ
奥さんにやり込められた私は、
もともと、そんなに素直でないので、
奥さんを逆にやり込めて、すっきりしたいと思いました。
ちょうどそのあたりで、話題になった本が、
『残酷すぎる成功法則』
訳者の橘玲氏は『言ってはいけない』などで有名なので、
「これまでの成功法則なんて、全部うそっぱち!」
「成功するかどうかは、ほぼ遺伝で決まる!」
くらいのことが書かれているのだろうと、
ある種よこしまな期待を込めて、
本を買って、読み進めることにしました。
しかし、残念ながら、
その期待感は、裏切られました。
成功するかどうかは、ほぼ遺伝で決まるから、
努力してもほとんどムダ、なんてことは、
全然書いてない。
ただ、読み終わった後で、
以下の2つが、
ずっと心に残っていました。
①エビデンスベースで「成功」をとらえる
②WOOP
要は、これまでの成功本の多くは、
科学的なエビデンス(証拠)が少ない。
成功者はこうやって成功した、
といっても、
なんかぼんやりした
哲学や人生訓とかであったり、
ひどい場合は、単なる自慢話だったり。
3.11以降、
エビデンスベースで社会や政策を
考える大切さと難しさを痛感していた、
そんな私にとっては、
科学的に成功を考える大切さは、
腹に落ちました。
WOOPについては、こちらを参照
WOOPなどの、
『残酷すぎる成功法則』で書かれている内容を、
調べていくうちに、
ある一つのキーワードに、たどりつきました。
そのキーワードは、
「ポジティブ心理学」
ポジティブ心理学、なんかおもしろそうだな。
そんなことを思って、
関連本を10冊くらいはよみあさりました。
ただ、ポジティブ心理学関連本を読む限りでは、
個人的には以下の点がひっかかりました。
①ベネフィットが弱い
②具体的なツールが弱い
「ポジティブ心理学は、
私の悩みをどう解決してくれるの?」
「ポジティブ心理学を学ぶと、
私の未来は具体的にどうよくなるの?」
そうしたベネフィットに、訴求しきれていない。
結果として、
「ポジティブ心理学」をかたる、
わかりやすいけどあやしい、ベネフィット解決法が、
世に広がりがちになる。
あと、具体的なツール、もしくはプログラムも、
いくつかの例外を除いては、
魅力的なものとして、確立されているとは、
感じられませんでした。
WOOPにしてみても、
具体的にどうやって目標設定し、計画に落とし込むか。
そんなツールが弱いように、感じられました。
原田メソッドとの出会い
ポジティブについて理解は深まったけれど、
自分は全然変わってない。
そんななか、ある日Facebook広告などで、
「原田メソッド」なるものが、
紹介されているのが、目に留まりました。
※原田メソッドの運営主体である「原田教育研究所」についてはこちら
「あの大谷翔平選手も実践していた原田メソッド!」
などといった、実績紹介については、
正直全然響きませんでした。
スポーツと無縁に生きてきた、
というより、嫌いな私にとっては、
大谷翔平選手といっても、名前くらいしか知らなかったし、
そもそも、全然関心がない。
「二刀流とか言ってるけど、
バット1本しか持ってないよ? どういうこと?」
ホントに、私にとっては、
大谷選手は、その程度の関心しかなった。
ただ、
「やる気を高めて、
自分のしたいことを、継続的になしとげたい」
そのためのヒントがあるのかな。
そんなことを考えて、
原田メソッドについて、
紹介されたサンプル動画を、視聴していきました。
「自立型人間」「成功は技術である」こうした考え方に感銘
動画を見るなかで、
原田隆史という人の、その熱意とカリスマ性に
あてられたというものありますが、
それ以上に、
原田メソッドの根本にある、
「自立型人間」という考え方が、
かつて、私がNPOや市民活動を
やっていたときから、
こういう人を育成したかったんだと、
自分の過去にリンクしたのを感じました。
加えて、
「成功は技術である」
「哲学とツールの一体化」
と語られていた内容は、
私のこれまでの問題意識に合致するものがありました。
そこで、一大決心をして、
原田メソッドについて、この際徹底的に学ぶことにしました。
原田先生の書かれた本を、
そのあとで何冊か読んだんですが、
結局、個別のメソッドについて
書かれているので、体系的には学べない。
何より、この際、
資格というか、専門性をつけたほうが、
説得力も違うだろう。
原田メソッド認定パートナーに

そんなわけで、原田メソッドの
認定パートナー養成講座に、思い切って参加。
数か月の学びと実践を経て、
晴れて認定パートナーになることができました。
本業の合間に、
原田メソッドや、あるいは
ポジティブ心理学などについて、
広島からネットを通して、多くの人に伝えていきたいと考えています。