原田メソッドの数あるツールのうち、
根幹をなす通称「三大ツール」は次の3つです。
①長期目的・目標設定用紙
②ルーティンチェック表
③日誌
なお、一般的に原田メソッドで有名なツールは、
オープンウインドウ64(通称「マンダラ」)ですが、
オープンウインドウ64は、
長期目的・目標設定用紙で記載する
「行動計画」のフレームを広げるために開発された、
あくまで長期目的・目標設定用紙の
補助ツールという位置づけになります。
長期目的・目標設定用紙

長期目的・目標設定用紙は、
主に以下の4つのパートで構成されています。
2.具体的な目標を明確にし、目標にイメージを上乗せする
3.自己分析、目標達成の支援者を明確化することを通して、
目標達成の促進要因、阻害要因を明確化する
4.上記1~3に加え、
オープンウインドウ64で明確化された行動計画から
日々行うルーティン行動と、〆切のある期日行動を明確にする
こうしてみると、
一般的にやりがちな目標設定では、
不完全な2(目標を決めただけ)がほとんどで、
細かく目標設定している人も、
不完全な2と4だけで終わっています。
長期目的・目標設定用紙は、
20年以上前に基本形が完成していますが、
この4つのパートは、
心理学的に見てもWOOPに該当するものであり、
心理学的にも裏付けのあるツールであることが、
立証されているといえます。
ルーティンチェック表

ここでのルーティンは「習慣」とほぼ同じ意味。
昔は、ルーティンというと、
ルーティンワーク(決まりきった仕事)という、
どこかネガティブな意味合いがありました。
しかし、最近では、
スポーツ選手の活躍もあってだと思いますが、
ルーティン=よい行動の習慣化
という、そうした意味づけが定着しています。
ルーティンチェック表では、
目標達成、および日々のパフォーマンスを
最大化するために、
毎日、あるいは毎週などの決まった時間に行う行動が、
習慣として定着しているかをチェックします。
チェックを繰り返す中で、
不要な行動は見切りをつけてストップし、
あるいはうまくいかない原因を見きわめながら、
より良質の習慣形成を目指します。
日誌

原田メソッドでは、成功の最小単位を
「日」ととらえています。
日誌は、「日々のセルフマネジメント」のためのツールです。
日誌を継続し蓄積することで、
日誌は長期のモチベーションを保つ上で
最高の「パートナー」となります。
具体的には、日誌を通して…
・前日に、翌日の予定計画を明確にすることで、
タイムマネジメント能力が高まる
また、その過程で当日のイメージトレーニングが行え、
当日行う仕事などの成功率、パフォーマンスが高まる
・終了時間をあらかじめ決めることで、
だらだらせずに時短につながる。
また、当日行うことで特に重要なことに対する
選択と集中が高まる
・当日にふりかえりをおこなうことで、
自信を高めることができる。
また、問題解決思考力(プラスの思考の習慣づくり)や
成功への気付き(成功の習慣作り)を得ることができる