皆さま、日々ワクワクして、
過ごしていますか?
ワクワク目標達成研究室の森です。
前もお話ししたように、
原田メソッドでは、
夢や目標を描くうえで、
4つの視点から描きます。
それを「目的・目標の四観点」といいます。
「目的・目標の四観点」では、
夢や目標を4つの視点から描きます。
①自分・有形
②自分・無形
③社会他者・有形
④社会他者・無形
今回は、目的・目標の四観点のメリットのうち、
前回触れなかった、
「自分・無形」が高まって、心にゆとりができると、
「社会他者・有形」を実現したい気持ちが高まる
について、ふれていきたいと思います。
「自分・無形」をつきつめるとあなたの「価値観」が磨かれる

このことは、簡潔に言えば、
「自分の自信が高まって、心にゆとりができると、
人のことに関心を持てるようになる」
目的・目標の四観点では、
自分の自信が高まった状態を
イメージします。
これが「自分・無形」で描く項目になります。
「自分・有形」の目標を達成したとき、
自分の内面はどうなっているか。
あるいは、「自分・有形」の目標に向けて、
日々最高のパフォーマンスで取り組んでいる、
そんな自分自身を深掘りすると、
自分の内面はどうなっているか。
突き詰めていくと、あなたにとっての
一種の「価値観」を磨いていくイメージですね。
たとえば「収入1,000万」という、
自分・有形の目標に対して、
気持ちをつきつめると、
「会社で認められたい」のかもしれません
「自由がほしい」のかもしれません
「安心がほしい」のかもしれません
逆に、気持ちをつきつめると、
それと自分・有形の目標が、
必ずしも一致していないことも多々あります。
周りのみんなが「めざせ収入1,000万」とか言ってる。
そんな環境だと、周りに流されやすいですよね。
他者・社会に恩返しをしたいと思える精神的、経済的、社会的自立を

自分の価値観を磨いていくと、
自分軸が定まり、
結果として一種の心のゆとりが生まれます。
(原田メソッドではこれを「精神的自立」といいます)
もちろん、毎日借金返済の催促がきたり、
日々食べるものもない状態では、
心のゆとりを保つのは難しい。
基本、一定の経済的余裕も、
心のゆとりを保つうえではやはり必要です。
(経済的自立)
しかし、それだけだと、
心のゆとりのパーツはまだ足りません。
加えて、
「私は他者・社会に必要とされている」
という実感を持つことで、
心のゆとりのパーツが完成します。
(社会的自立)
よくいわれるように、
「人は、必要とされることを必要としている」
この3つの自立を成し遂げた人を、
原田メソッドでは「自立型人間」と呼びます。
「自立型人間」は、必要としてくれた
他者・社会に対して「恩返し」をしたいという、
モチベーションを持つことができ、
そこから、「他者社会・有形」への
モチベーションを持つことができます。
そして、「他者社会・有形」の要素が、
高まっていくと、どうなるのか?
ひとことでいえば、
あなたの「支援者」が増える。
・あなたがビジネスパーソンであれば、
あなたのファンになったお客が、
あなたから、あなたの商品を購入するようになる
・家族や周囲が、よりあなたを応援するようになる
まさに、正しい意味での
「情けは人のためならず」ですね。
「人に情けをかけると、
それがめぐりめぐって自分のためにもなる」
という意味です。
「情けをかけると、かえって相手のためにならない」
(だから厳しく接しないといけない、
または善意は意味がない)
という意味ではないです。
「必要とされる」には、そんな私になるしかない

「人は、必要とされることを必要としている」
これは、必要とされたことのない人にとっては、
ものすごくエグイ言葉かもしれません。
しかし、私を必要としてくれる人を、
あてもなく探し続けることは、
はっきりいって、時間のムダですよね。
ある種のべき論でいえば、
家庭は、見返りなく、
互いに必要としあう。
そんな空間であってほしい。
しかし、現実問題、
そうなっていない家庭が多い。
ではどうするか?
答えはわかりきっていて、
「必要とされる私」になるしかない。
その土台となるのは、
原田メソッドでは「心づくり」と考えます。
心づくりの土台の上で、
求められる能力を高めていくならば、
高い確率で「必要とされる私」になることができる。
むろん、人によって、
「必要とされる私」になれるまでの道のりは、
全然違います。
大事なことは、時に信頼できる人に相談しつつ、
あせらず、その道のりを、
一歩ずつ進めていくことしかないといえます。
「目的・目標の四観点」はすべてをバランスよく!

最後に、「目的・目標の四観点」は、
すべてをバランスよく
意識することが大事です。
どれかにかたよると、
こんな現象が起こります。
・「自分・有形」だけ追いかけると、
ともするとノルマになり、苦しくなる
⇒これは、ほぼすべての人が実感しているでしょう
・「自分・有形」「自分・無形」だとだと、
自分の感情を超えることが難しい
⇒「誰かのために」は、自分の感情を超えるための、
重要なファクターになります
・かといって、「社会他者」のみ意識すると、
結果責任がなあなあになる
⇒目標は達成できなかったけど、
お客様は前より笑顔になった…
それで満足してはいけないですよね。