『上級国民/下級国民』とマインドセット -1- ~しなやかマインドセットの人は「正社員」にどう取り組むのか~

皆さま、日々ワクワクして、
過ごしていますか?

ワクワク目標達成研究室の森です。

今回は、2019年8月1日に発売された『上級国民/下級国民』をとりあげます。

 硬直型マインドセット/しなやかマインドセットの考え方をベースにしつつ、今後の社会の中で、私たちのあり方などを考えていきます。

上級国民と下級国民をわける3つの要素

 「上級国民/下級国民」という言葉は、『上級国民/下級国民』の著者・橘玲氏が考え出したものではなく、ネットでここ最近生み出され、バズったもの。
 この「上級国民/下級国民」という言葉をベースに、橘氏がいろいろと考察している本、という位置づけです。

 どうも、「上級国民/下級国民」は努力でなんとかなるものではなく、一度「下級国民」に落ちると、自力では「上級国民」にはいあがることはできない、という位置づけになるようです。
 なんか、21世紀の身分制みたいな感じで、硬直型マインドセットの極点を見る思いです。

 『上級国民/下級国民』では、上級国民と下級国民をわける要素として3つあげています。

(1)正社員かそれ以外(日本固有)
(2)モテか非モテ(グローバル)
(3)知識・富裕層かそれ以外(グローバル)

 日本における「正社員」というのは、日本独特の要素があるのですが、モテ/非モテ、知識・富裕層/それ以外という分断は、少なくとも先進国ではグローバルに起こっている分断だと橘氏は指摘します。

 日本における正社員問題については、様々な識者がさまざまに語っていますので、その是非については、皆さまの判断におまかせします(各人にとって「キモチイイ」と思える識者の言説が、各人にとっての正解でしょう)。

なんか、読者丸投げだな。
この手の問題に正解、不正解はないですからね。
ていうか、炎上がめんどくさいだけだろう。
正直、炎上覚悟で語りたいと思うほど、この問題にコミットしていないので。

しなやかマインドセットの人は「正社員」にどう取り組むのか

 それにしても、しなやかマインドセットの人であれば、正社員問題にどう取り組むのか?

 おそらく、大手企業の新卒カードを獲得するために、大学時代から様々な角度で準備をするのでしょう。時代によって大手が採用を渋っていたら(就職氷河期)、中小企業の正社員枠にもぐりこんで、そこでキャリアを積みつつ、周到な準備の末に、転職市場に打って出るような気がします。

 そもそも、「正社員」に興味のない、しなやかマインドセットの人は、各自の目指すものによって、起業するなり、自由な生活をめざしたりするのでしょう。

 あるいは、「そもそも日本型の正社員制度は、グローバルに見ても問題だ」と強く思うしなやかマインドセットの人は、ベターな制度を定着させるために、様々な努力を粘り強く行うのではないでしょうか。

 一方、硬直型マインドセットであれば、「大企業正社員であればひとかどの人間、そうでなければ負け犬」とか、そんな考えに陥りやすい。結果、自分で自分を「下級国民」だと決めつけてしまう傾向があるのではないかと思います。

そもそも、正社員って、新卒カードで正社員になれなかったら、もうなかなかなれない、という点では貴重かもしれないし、色々有利なのはあるのはわかるけど、そんなにうらやむほどのものかぁ?
ぶっちゃけ、どうなんでしょうね? 正社員がラクじゃないし、一生安泰でもないってことくらい、みんな知ってるわけで。そもそも「上級国民」うんぬんって、一種のネタとして消費してるだけという気もしますけどね。
ま、それを言ったら、この企画そのものもネタだけどな。
……

次回予告

 次回は、「上級国民/下級国民」というからには、幸福度も違うのだろうということで、幸福度調査の観点から考えてみたいと思います。

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