『目標達成のルール』紹介企画・第4話  ~心づくり指導2 心を広くする、強くする~

皆さま、日々ワクワクして、
過ごしていますか?

ワクワク目標達成研究室の森です。

2019年6月6日に発売されたばかりの、
原田隆史先生著『目標達成のルール』。

皆さまに、『目標達成のルール』を
手に取ってもらうべく、

独自の視点から、
本を紹介するシリーズ第4回です!

バックナンバーはこちらから。

第1話:ニャーラ登場シーンに見る「予測と準備」

第2話:『目標達成のルール』時系列構成で見る、この本のメインターゲットとは

第3話:心づくり指導1 ~心を使う、きれいにする、整理する~


ワクワク目標達成研究室の森です。
今回も、『目標達成のルール』について、
皆さまに関心を持ってもらうべく、

『目標達成のルール』に登場するニャーラよろしく、
「猫」といっしょに、『目標達成のルール』を紹介していきます!

『目標達成のルール』では、
全体を貫く横軸として、「5つの心づくり」がある。
これは、原田メソッドの各ツールの根底に流れる
教育哲学になるニャ。
5つの心づくり
1.心を使う
2.心をきれいにする
3.心を整理する
4.心を広くする
5.心を強くする
今回は「心を広くする」「心を強くする」をとりあげます!

同じスキル、やり方でも、気持ちの違いで結果に大きな差が出る

心を広くするとは……
寛容になる。
確かに「心を広くする」と聞くと、
寛容がイメージされるかもしれませんが、
ここでは、そうではないです。

原田メソッドでは「パフォーマンス方程式」
重要視しています。

パフォーマンス方程式
パフォーマンス(成果)= スキル、やり方、方法 × 気持ち
ともすると、パフォーマンスがかんばしくない人に対しては、スキル、やり方、方法を変えるアプローチをとりがちだけど、

そもそも「気持ち」の部分に難があると、
パフォーマンスは出ないようになっている。

気持ちの部分がマイナス(やらされ感、被害者意識、不機嫌)だと、同じやり方をやっても、パフォーマンスはマイナス。

一方で、気持ちの部分がプラス(ワクワク、前向き、ごきげん)だと、同じやり方をやっても、パフォーマンスが大きくプラスになります。

問題は、気持ちのプラスマイナスをコントロールできるのか。
コントロールできなかったら、意味がない。
コントロールというより、選択ですね。
どうやって、プラスの気持ちを選択できるようにするか。
そのために必要なのが、メンタルトレーニング。

ストロークで自分と他者の「心を広くする」実践

あと、「心を広くする」には、
他者や社会へ意識を向ける。
そうできるだけの心の余裕を持つ。

そんなニュアンスもあります。

「寛容」を、他者や社会へ意識を向けるととらえるなら、
「心を広くする」は、確かに「寛容」という側面があるといえます。

実際のところ、「寛容」が使われるシーンは、

「あなたの主義主張は絶対受け入れられないけど、
 あなたの存在は排除しないよ」

くらいの意味で使われることがほとんどだけれども。

……ま、まぁ、それはともかくとして。
自分と他者の「心を広くする」実践として、
「ストローク」という概念があります。

「ストローク」自体は原田メソッド独自のものではなく、
交流分析という心理学の分野で提唱されています。

交流分析では、ストロークは「心の栄養」と表現することが多い。
体の栄養は、食事やあるいはサプリで、
1日三回以上、基本欠かさずとっていて、
とりすぎている人も多いのだけど、

心の栄養に関しては、
結構枯渇している人が多いです。

ストロークと聞くと、なにか特別なことのように、
イメージする向きもあるかもしれない。

ただ、言っていることは、
拍子抜けするくらい簡単。

肯定的ストローク
・肉体的ストローク:添い寝する、頭をなでる、抱擁する、握手 など
・心理的ストローク:ほほえむ、ほめる、目を見て話す、 など
・条件的ストローク:あなたの〇〇なところが好き など
・無条件ストローク:あなたがいてくれるだけで幸せ など
やって問題ない否定的ストローク
・条件的ストローク:あなたの〇〇なところがダメ
それ以外の否定的ストロークは×
(例)叩く、殴る、つねる、悪口を言う、罵倒する
   特に人格否定(「死ね」「消えろ」など)は厳禁!
ただ、言うは易し行うは難し。
ストロークの難しさはいろいろあるけれど、

「照れる」「ほぼ相手から否定的反応を食らう」
 代表格といえます。

あと、肯定的ストロークも、
家庭以外で肉体的ストロークは難しい。
会社で異性の同僚や上司、部下に
「頭をなでる」「抱擁する」をやると、
わりとセクハラで訴えられる。

まして、「添い寝」したら、
ほぼ100%セクハラになるといえる。

そりゃそうだろうよ! 
そもそも、会社で「添い寝」ってどんな状況!?
まぁ、家庭でも、ご主人が突然ストロークをはじめたら、
高確率で浮気を疑われる。
そうらしいねぇ。
うちの奥さんとは、ストロークに関しては、
原田メソッドとかストロークとか知る前から、
結婚してからずっとやってるから、ピンとこないなぁ。

あぁ、これって自慢話でドン引きされるパターンですかね?

いや、自慢話というより、
単なるおのろけ話だニャ!
みんな、ここでページを閉じないでニャ!

自信は「達成した後で高まる」のではなく
「できることを日々継続すること」で高まる

最後に、「心を強くする」について。
第1のポイントは、

「目標を達成したから心が強くなるのではない。
できることを日々継続したから心が強くなる」

目標を達成したら、「ほっ」とするけど、
自信がついたわけではない。
この考え方はものすごく大切で、
目標を達成しないと自信がつかないのであれば、
目標が達成できなかったら、逆にものすごく自信をなくすことになる。

一番大切な「再び立ち上がる気力」をなくすことになる。

特に指導者やコーチ、上司たちは、
何かと結果至上主義になりがちなのだけれど、
結果を追求しつつ、それ以上に継続を追求することが大事といえる。
また、目標達成のための行動が、
一度ルーティーン、習慣化、自動化すると、

今度はそれが「一番楽な」状態になります。

はたからみると、求道者っぽく見えるけれど、
本人からすると、コンフォートゾーンで行動している。
イチロー選手もそうだといえる。

つまりイチローは、結果を残すために、
苦痛に耐えながらルーティーンを守っているのではなく

「いちばんストレスがない1日の過ごし方」を追求していったら、
自然とルーティーンが固まり、それを毎年繰り返していたのだ。

   ”天才・イチローを引退まで支えた「ルーティーン」のすごい力”
   https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190621-00065042-gendaibiz-bus_all
ただ、目標達成のための、
「いちばんストレスがない1日の過ごし方」になるまでには、
そのためのルーティーンを確立する必要があります。

3日坊主OK! 大事なのは何度でもやり続けること!

「心を強くする」について。
第2のポイントは、

「3日坊主OK」

「できることの継続」はどうしたアァァッ!
いやいや、誰だって、
いきなり、ずっと継続できるようになるなんて、
そんなわけじゃないじゃん。
すがすがしいくらい、言い切ったな。
最悪なのは、一度失敗して、もうやらなくなることだからね?

最初は3日坊主でも、そこであきらめなければ、
次は5日坊主くらいにはなって、
その次は7日坊主くらいにはなるよ。

それをくり返せば、最後どこかで、
「できることの継続」ができるようになる。

大事なのは、失敗しないことではなくて、
何度でも何度でも、敗者復活戦をやりまくること。
これは、重要なことだね。

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